観察時の注意点

分かち合う、私たちの良い環境

利用者同士のトラブルを防止し、地域の環境を分かち合いましょう。
ストロボを用いた写真撮影はしない、ゴミは持ち帰る、犬の散歩はリードをつけて、などルールを尊重して、気持ちよく利用しましょう。

食べ物をあげないで

野生生物へのエサやりは、食べ物を獲得する能力を低下させたり、感染症を誘発したりすることがあります。
人工的なエサに慣れると人を襲ったり、作物を荒らしたりする被害につながる場合もあります。

来訪時には細心の注意を

農地(田や畑、あぜ道)なとの私有地、河川管理施設などの立入禁止区域には無断で入らないでください。
田畑では、農作物の毀損や病原菌媒介の恐れがあります。
立入制限は植生保全のほか、自身の安全を守る意味もあります。
自動車は、駐車位置に注意しましょう。

接近しすぎない

神経質で臆病な野生生物は、危険を感じると別の場所へ移動してしまいます。
抱卵期や子育て期には、卵やヒナを放棄してしまうこともあります。
稀に好奇心旺盛で近づいてくる個体もいますが、驚かさないよう急な動きはせず、ゆっくりと退避するか相手が離れていくのを待ちましょう。
(コウノトリ生息地の先進地域では、150m以上離れて観察することが推奨されています)